2018年8月末、ようやく自室にエアコンを取り付け、同年11月よりヘラクレスの飼育に本腰を入れてスタートしました。
初めてのヘラクレスは、中学3年の夏に145mmの成虫を購入して、自作の温室で管理した時。
卵の管理でやられ、冬の乾燥でやられ、1年半で130mmくらいの♂が1頭だけ羽化した気がします。

それから約5年。冬の加温だけでなく、夏の冷温にも対応出来、
12月中旬に孵化した個体から
IMG_2476
7ヵ月で100gを超える個体を確認しました。
本種を長くやっている方からすれば小さなものでしょうが、これはかなり嬉しい成果でした。
12月に取れたものは10ラインほどいますが、頭幅は大きいものでも17mm後半、90g程の個体ばかりでしたが、このTーREX×アンビタル零ー零DMはアベレージがかなり高いです。
IMG_2475
FullSizeRender
F82D3451-3ACB-49F8-93BE-BA9B3343AFC8
種親♂
152mmと小さいながらも、胸角アーチが綺麗な個体でした。

同じ飼育環境でも、血統でここまで成長に著しい差が出るとは思いませんでした。
有名な血統をいくつかそろえれば、素晴らしい幼虫を得られることでしょう。
有名血統は、先人の努力と熱意の賜物であることは間違いありませんが、
有名血統ばかりに拘っていると、血がどんどん濃い方向に向かって行ってしまうのではないかと思います。
(アウトブリードをしたつもりでも、3世代前では同じ血を共有していた、なんてこともありえるわけです。これは昆虫飼育全てにありえることですが、有名血統に拘ってブリードしている方にはこの傾向が高いと思います。)

有名血統ものも、血統として売っていないものもどんどん取り込み、データをとっていきます。